雲が、呼ぶんだよ

雲が、呼ぶんだよ

遠くの山を眺めていたら、雲の動きが気になってきた。 またまた、外遊びの季節がやってきたのだ。 「空を眺める生活をしろ!」と、でっかい雲が僕を呼んでいるのだ。

都会で暮らしているときの僕は、その日の風向きを気にすることはない。天気予報は、新聞やインターネットから知り、なんとなくの情報が頭に入ってはいるが、よほど強い風が吹かない限り、風向きまでを気にすることはない。それほど天気を […]

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「手仕事」の愉しみ

「手仕事」の愉しみ

「手仕事」という言葉が、好きだ。 「手仕事」をする人を眺めているもの、好きだ。 で、うっかり僕も手を出してみるのだが……。

「根気」と「忍耐」を、母親の胎内に忘れたまま生まれ出てきたわたくしである。  なので、こつこつと物を作るのが、ほんと苦手だ。  でも、人は自分が苦手なことにあこがれを抱くようで、手仕事でものを作る人をいつもまぶしい目で見 […]

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焚き火とカクテルの夜があってもいい

焚き火とカクテルの夜があってもいい

「カクテルが似合う男になりたい」 アメリカのハードボイルド小説を読むたび、そんなふうに思っていた。 ときには、カクテルな夜を過ごしてみたいと思うのだが……。

ビールをひとりで静かに飲んでいても、「クール」な感じはあまりしない。 しかし、カクテルとなると、とくにジンとドライベルベットのマティーニをひとりたしなんでいる姿は、これはもう「クール」以外のなにものでもない。 が、外遊び […]

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今夜は演歌で、燗銅壺

今夜は演歌で、燗銅壺

いつもはロックかブルースしか演らないんだけど、たまには演歌な夜もある。 そんな妖しい時間には、こいつを前に「ぬる燗でいっぱい」となるのだ。

ひとりで飲む酒、などと書きだすと『演歌』の話でもはじまるのか、と思われてしまいそうだけど、そうじゃない。ひとり旅で飲むお酒の話だ。 ひとりで過ごすキャンプの夜には、小さな焚き火とちょっとばかりのお酒が欲しい(あくまでも「 […]

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長野修平さんと『テンマク・フェス』で!

長野修平さんと『テンマク・フェス』で!

『テンマク・フェスティバル』での長野修平さんとの対談は、予定時間を大幅にオーバーして延々と話し込んでしまった。 すべてはここに書ききれない。 ほんの一部を、紹介します!

まずは、もの作りの話から。 堀田貴之 修平さんが家にコンポストトイレを作ったと聞いたので、ついこの間、トイレを借りにいったんです。 長野修平 そう。便所作ったんです。エコトイレです。糞尿を発酵してしまう便所なんです。だか […]

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『テンマク・フェス』で、ホッタサンド

『テンマク・フェス』で、ホッタサンド

東京郊外の昭島市で『テンマク・フェスティバル』なるものが開催された。 テンマク商品の展示・販売。それに開発コラボレーターたちが集まるというイベントである。

春が来て浮足立っているのは、僕だけではなかったのだ。 ワイルドワンのガレージブランド「tent-Mark(テンマク)」もまた、浮かれているのであった。なんせ、二日間にわたる『祭り』を開催したいといいはじめたのだ。 そして […]

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『外遊び』の春がやってきた

『外遊び』の春がやってきた

春の到来である。 浮足立った日々を送っている僕が、さらに浮遊する季節だ。 日本の四季に感謝しながら。

3月初旬は、まだまだ中途半端な季節である。春かと思えば、一転して冬の気圧配置になることも。 しかも、山にはまだ雪が残っている。高山では、冬山の様相である。 川の水も冷たい。雪解けが入ると、とんでもなく増水する。しかも、水 […]

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薪ストーブで、おとなの火遊び

薪ストーブで、おとなの火遊び

魔法のランプの精があらわれて「欲しいものをひとつだけ言ってみなさい」と聞かれたなら、僕は「火のある暮らし」と叫ぶだろう。 この春。 いつでもどこでもつきあえる、小さな薪ストーブを手に入れた!

 10年ほど前のこと。僕は長野県の古民家を借りて、ひと冬を過ごしたことがある。それは、鍋倉山近くの雪深い山麓だった。  そして、その古民家には囲炉裏があったのだ。  囲炉裏のある部屋は、まるで映画館だ。  ごろんと横にな […]

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カングーは、僕の隠れ家

カングーは、僕の隠れ家

男には(女にも)、「隠れ家」が必要だ。 それは、「夢を見る場所」でもあるからだ。 じゅうぶんに浮いた暮らしを送ってきたけど、さらなる浮遊を求め、カングーと共謀して「夢」を燃料に転がりつづけるのだ。

 知り合いのフランス人が、「日本には安心できるいい車がいっぱいあるのに、どうしてお前はフランスの車に乗っているんだ?」と笑う。 「いや、こんなマットな黄色の車は日本にないから」と、答えておく。  ちなみに、彼はトヨタの車 […]

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メイド・イン・ジャパンの寝袋

メイド・イン・ジャパンの寝袋

目に見えない部分にこそ信頼のおけるものが欲しい。 いつだって暖かい寝袋にくるまれて、いい夢を見ていたいから。

 もし僕がオリジナルグッズを作るなら、『永久保証』にしたいと思っている。  壊れない自信がある、ということではない。修理ができる、ということだ。  手塩にかけて世に送り出した道具なんだから、長く使ってほしい。できることな […]

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