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野生(ワイルドライフ)がこれほど身近にあるキャンプ場が、ほかにあるだろうか。 先の週末、『ムササビの夜』イベントで、栃木県男鹿高原の「ワイルドフィールズおじか」へ行ってきた。 キャンプ場へ入るとすぐに、シカの鳴き声が聞こ […]
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『ゴミのような男』と、いわれたことはないか? ま、社会に背を向けて生きていれば、それもしょうがない。僕のことをそんなふうにいった人は、先見の明があるということだろう。 そんな『ゴミのような男』が、ゴミのことを語るのは心苦 […]
青森県の半島といえば、鉞(まさかり)に似た下北半島とその西に位置する津軽半島しか思い浮かばない人が多いと思う。 僕も、最近まではそうだった。これは、下北半島と津軽半島のその形が、あまりにも強烈な個性をもっているからしょう […]
僕の親父とお袋は、和服が好きだった。 お金持ちじゃなかったから、けっしていい着物を着ていたわけではない。子ども時代に戦争を体験してきた世代だから、ぜいたくとはまったく無縁の人たちだ。 質実に暮らし、特別な日に和服を […]
「急ぐなんて言葉は、忘れた」と問いかけてくるストーブがある。 アルコールストーブだ(アルコールバーナーと呼ぶことも)。 このストーブに火をつけると、「ゆっくりを愉しめ」と諭してくるのだ。 アルコールストーブは、ガソ […]
南の島で寝転んでいると、世のよしなしごとなどどうでもよくなってくる。 おっと……。 前回と同じ書き出しになってしまったではないか。 ま、それほど能天気な日々が続いているということだ。 が、シーカヤックに生活道具を積み込ん […]
僕は、いまだ地面にじかに焚き火をしたいと思っている「不埒」な人間である。焚き火台など使わずに。 いや、もちろんわかっているよ。それがどういうことか、ってことは(わかっているつもりだけかもしれないけど……)。 いまや、フィ […]
朝早く目が覚めると、藍色の染料を流しこんだかのような空気があたりを包んでいた。息を吸い込むと、そのまま胸まで染まってしまいそうな「藍」だ。 東の空がうっすらと輝いている。 朝もやに揺れる天塩川の川面が、その向こうに見える […]
ムササビなど木の洞をねぐらとする動物は、現在の日本では住宅難で苦しんでいる。 大きな木が、森からどんどんなくなっているからだ。太い木がなければ、寝床となる大きな洞がない。ムササビたちの家がないのだ。 ならば、ねぐらを作っ […]
ホットサンドメーカーで作る料理は、自由であるべきだ。 そんな思いから、ホットサンド以外の料理をホットサンドメーカーで作ってきたわたくしである。 すると「もっともっとできるよ。この子は!」と、三宅香菜子がホットサンドメーカ […]