ホットサンドメーカーの『もっと自由!』革命

ホットサンドメーカーの『もっと自由!』革命

ホットサンドメーカーで作るホットサンド以外の料理。 『キャンモック』の三宅香菜子が「こんなの、どう?」と。

ホットサンドメーカーで作る料理は、自由であるべきだ。 そんな思いから、ホットサンド以外の料理をホットサンドメーカーで作ってきたわたくしである。 すると「もっともっとできるよ。この子は!」と、三宅香菜子がホットサンドメーカ […]

ホットサンドメーカーで作る料理は、自由であるべきだ。
そんな思いから、ホットサンド以外の料理をホットサンドメーカーで作ってきたわたくしである。

すると「もっともっとできるよ。この子は!」と、三宅香菜子がホットサンドメーカーを手に笑っている。そして、クーラーボックスの中から様々な食材を取り出し、まな板の上に並べだした。
香菜子は、女性目線で考えたキャンプ、登山、音楽イベントなど、いろんな外遊びを企画している美人集団『Cammoc(キャンモック)』の中心人物だ。春と秋におこなう僕のイベント『ムササビの夜』でも、フードブースやワークショップでいつも場を盛り上げてくれている。
そんな香菜子が、ホットサンドメーカーで作ってくれた料理は……。

2016春の『ムササビの夜』でのキャンモック・ブース。ここで紹介したメニュー以外にも、ベーコンと酒盗チーズやイワシと焼き野菜のホットサンドなど、さまざまなフードを展開してくれた。

2016春の『ムササビの夜』でのキャンモック・ブース。ここで紹介したメニュー以外にも、ベーコンと酒盗チーズやイワシと焼き野菜のホットサンドなど、さまざまなフードを展開してくれた。

想像力プラス、ひと手間、ふた手間を惜しまず、どこでもおいしい料理を作ってくれる三宅香菜子。いつもありがとう。

想像力プラス、ひと手間、ふた手間を惜しまず、どこでもおいしい料理を作ってくれる三宅香菜子。いつもありがとう。

◆スパイシー厚焼き玉子
○材料
卵3個、豆乳、玉ねぎのみじん切り
にんにく、生姜、カレー粉、コンソメ、はちみつ、塩、オリーブオイル
○作り方
ホットサンドメーカーでオリーブオイルを熱し、にんにくと生姜、玉ねぎのみじん切りを炒める。
そこにカレー粉とはちみつ、コンソメを加えカレールーを作る(甘めが好きな人は、はちみつを多めに)。
溶いた卵に、カレールーと塩をひとつまみ、豆乳を少し加えよく混ぜ、卵液を作る。
ホットサンドメーカー(深い方)を熱し、オリーブオイルをしき卵液の3分の1を流しこむ。隅からクルクルと巻き、同様に残りの半分、全部と、3回繰り返し焼き、最後に丸「ほ」の焼印を。

厚焼き玉子をうまく作れる人が、僕は好きだ。カレー味でくるとは想像もしていなかった。IPAビールが欲しい。

厚焼き玉子をうまく作れる人が、僕は好きだ。カレー味でくるとは想像もしていなかった。IPAビールが欲しい。

もちろんのこと、テンマク+タルサタイム『マルチ・ホットサンドメーカー』を使った。今回紹介の料理はすべて深底タイプを使用。お近くの「WILD-1」か、オンラインストアで、どうぞ。5,980円(税別)。

もちろんのこと、テンマク+タルサタイム『マルチ・ホットサンドメーカー』を使った。今回紹介の料理はすべて深底タイプを使用。お近くの「WILD-1」か、オンラインストアで、どうぞ。

◆ベーコンミートローフ
○材料
ベーコン、ひき肉、卵、玉ねぎ、ニンジン、セロリ、エリンギ、パセリ
にんにく、レモンの皮を摩り下ろしたもの、エルブドプロバンス(お好みのハーブ)、オールスパイス(お好みのスパイス)、オリーブオイル、メープルシロップ、パン粉、塩コショウ
○作り方
みじん切りにした野菜と、ベーコン以外の材料をすべて粘りが出るまで混ぜ合わせる。
げんこつ大ほどの大きさに成形し、ベーコンで周りを巻く。油を熱したホットサンドメーカー(深い方)で蓋をして弱火で15分じっくり焼く。
ホットサンドメーカーをひっくり返し、ベーコンに丸「ほ」の焼き色がつくまでカリッと焼けたらできあがり。

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がっつりミートローフをベーコンで巻いて焼く。噛みしめるほどに、しみじみうまい。ブルゴーニュのワインが飲みたくなってきた。

がっつりミートローフをベーコンで巻いて焼く。噛みしめるほどに、しみじみうまい。ブルゴーニュのワインが飲みたくなってきた。

◆パエリア
○材料
米、シーフードミックス、玉ねぎ、パプリカ、ドライトマト
にんにく、チキンコンソメ、サフラン、白ワイン、オリーブオイル、パセリ、レモン、塩、水
○作り方
ホットサンドメーカー(深い方)にオリーブオイルをひいて、包丁の腹で軽く潰したにんにくを入れ炒め、にんにくの香りがオイルにうつったら取り出す。
みじん切りにしたにんにく、玉ねぎ、ドライトマト、シーフードミックスを加えオリーブオイルで炒め、白ワインをふりかける。
さらに、米を加えさっと炒める、塩、チキンコンソメ、水、サフランを加える。
パプリカを並べ蓋をして約20分弱火で炊く。
焼きあがったら刻んだパセリをかけ、食べるときにお好みでレモンをしぼる。
*ご飯が硬い場合は、水を少し足し、水分がなくなるまで再び加熱する。

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ひとり用パエリア。色彩もお見事! 食後は、どっしりとしたエスプレッソをトッピオで。

ひとり用パエリア。色彩もお見事! 食後は、どっしりとしたエスプレッソをトッピオで。

なんと、最後はパエリアまで。
ホットサンドメーカーを小さなフライパン、あるいは簡易オーブンとして使うことで、想像力はどんどん膨らんでいく。それを香菜子が形にしてくれたのだ。
自由なクッカーをさらに自由に開放する。
さすが、香菜子!
と思っていたら、「もっと、もっと」とまだまだがまんができないらしく、新たな挑戦をはじめている。
つぎはなにを食べさせてくれるのだろ?
楽しみは尽きないのだ。