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「アンダーウェアは、ウールがいちばん」てなことをさぞ知ったふりをして話をしたら、昔の人に笑われる。 当たり前だったのだ。 1960年代や70年代には、「山へ行くならウールを着ろ」と、ごくふつうにいわれたものだった。 「下 […]
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雪が積もっているから行けるフィールドがある。 雪が積もっているから見られる景色がある。 夏は、人の背丈よりも高いブッシュだらけの藪山も、あるいは下草が密集していてとても歩きたいと思えないような場所も、一面が雪に覆われてし […]
今日の朝ご飯は、ホットサンドメーカーで作ったどかんとトマトが入ったオムレツと、オーブントースターで軽く焼いたフランスパンだった。 オムレツといったって、ホットサンドメーカーでありあわせの野菜や肉を炒め、そこに玉子を落とし […]
残念ながら、日本では焚き火ができる場所は少ない。 禁止されている、という意味ではない。 あくまでも、「ここで焚き火をしてもいいかどうか?」という自己判断での話である。 「焚き火にまさる火はない」ことは知ってはいるが、コン […]
日本の山には、おいしい水がいっぱい湧き出ている。 これは、日本が世界に誇れることのひとつである。 そのまま飲める柔らかい水が、各地の山に流れているのだ。 こんなに幸せな国は、それほど多くはない。 それに、ぼくらはふだん気 […]
箱根の北西に、金時山(きんときやま)という周囲からちょこんと飛びぬけた山(標高1,213m)がある。 なによりも、山とは思えないほど親しみのあるネーミングに、まずは引きよせられる。 その名前には、小学生のころ毎日歩いた通 […]
晩秋の低山を歩くのが、大好きだ。 山に紅葉が終わるころ、トレイルは落ち葉におおわれる。 トレイルに積もった落ち葉を蹴散らすように、音をたてて歩くのだ。 「さらさら」という音は、ひとり歩きの淋しさを紛らわせてくれる。 それ […]
荒野の夜では、安堵感の中に溶け落ちていくように眠りたい。 寒い冬なら、なおさらだ。 冬の旅を成就させるには、すぐれたスリーピングバッグが必要だ。 でも、ほんとうにいいスリーピングバッグは、安眠だけではなく、いい夢を見させ […]
炭火焼きにまさるものはない。 かれこれ30年ほど前から、ぼくはそのことを信じて疑わない。 だから、秋になって初もののサンマを焼くのは、手間暇はかかるけどまず炭を熾したし、おいしい肉が手に入ったときも、迷わず炭火焼きの準備 […]
人は(少なくともぼくの場合は)、人生を素敵に踏みはずしたいがために旅へ出る。 そんなときのために、小さなタープがひとつほしい。 20年ほど前のある日。 焚き火のすぐ横に小さなタープを張り、その下にごろりと寝ころび、そのま […]