法螺吹き男爵の「芦ノ湖フィッシングキャンプ」

法螺吹き男爵の「芦ノ湖フィッシングキャンプ」

久しぶりにフライフィッシングへ出かけることになった。 こう見えても、ぼくはフライフィッシャーマンなのである。 そこで今夜は、わが釣り歴の輝かしい日々を話してみよう。 なんのことはない。今日(4月1日)は、法螺吹き男爵の日だけどね。

 ワイルドワン・スタッフには、釣り名人が多い。  そういえば、各店の釣り部門も充実している。釣り好き、釣り名人のスタッフが、せっせと釣りへかよい、その経験を活かし売り場を作りあげているのだろう。  そんな釣り好きスタッフ […]

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両手を自由にして、出かけてみると

両手を自由にして、出かけてみると

しっかり者のバックパックと、頑強なブーツを手に入れたなら、世の中とは逆方向へ向かうトレイルを歩いていこう。 長い長い旅へ出ようじゃないか!

 大きなバックパックにテントやストーブ、食料などなどを詰めて山へと続くトレイルをひとり歩くと、圧倒的な自由さが広がっていく。緊張感と解放感。  このトレイルは、世の中の流行とは逆方向へと続いている。そう信じることができる […]

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ビル・メイスンの旅物語が聴こえてくる

ビル・メイスンの旅物語が聴こえてくる

カヌーは、いろんな川へぼくを連れだしてくれた。 そんなあるとき、これらの本と出合い、川旅の充実度がギアアップした。 どこへも出かけられない夜。ぼくはアームチェア・トラベラーとなり、赤ワインを飲みながら、いまもこれらの本を眺めているのである。

 今日は、ぼくのカヌーの師匠の話をしよう。  カナダのカヌーイストであり絵描きであり映像作家であり、そしてなによりもナチュラリスト(自然人)であった、ビル・メイスン(Bill Mason)だ。 (賢明な読者諸氏はすでに気 […]

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ウラヤマで革命家を気取る

ウラヤマで革命家を気取る

ウラヤマもまた、ブルース(憂鬱)を抱えている。 都会に近い分だけ、人間同様、しんどいのかもしれないな。 でも、ウラヤマには宝物がいっぱい埋まっているのだ。

立春はとっくに過ぎ去ったのに、寒い日々がつづいている。 とはいえ、西高東低の冬型気圧配置がばっちり決まると、東京は晴天となる。 みごとなまでに透きとおった冬の青空を見上げると、炬燵にもぐりこみ「コタツムリ」と化して一日を […]

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寒い季節のホット・スウィーツ・サンド

寒い季節のホット・スウィーツ・サンド

ホットサンドメーカーで、スウィーツなサンドを焼いてみた。 ふつうのホットサンドに飽きたわけじゃない(けっして)。 女の子受けを狙ったわけでもない(ちょっとあるかな)。

 突然思い出したが、ぼくは「ホットサンド研究家」を名乗っているのだ。  なんのことはない、「ホットサンド 54のレシピと物語」(実業之日本社)という本も書いた。しかも、好評!(これには書いた本人がいちばん驚いている)   […]

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火と暮らす

火と暮らす

ぼくは、「頭の切れる人間だ」といわれるより、「焚き火がうまい男だ」といわれるほうがうれしい。 みんなもそうだろ? だから今夜も、焚き火を前にせっせと薪を放り込むのである。

焚き火をするために出かける、という週末があってもいい。 そもそもぼくは、「ほんとうに大事な話は、火の前でする」と決めている。だから、重要な打ち合わせは、焚き火を前におこなうのである。 すぐに眠くなる会議も、焚き火の前でや […]

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冬の夜遊び~ウラヤマを舞うムササビを探しに

冬の夜遊び~ウラヤマを舞うムササビを探しに

天気のいい夜には、温かい飲み物を持って暖かいウェアに身を包んで、ウラヤマへ出かけていこう。 そして、上を向いて歩くのだ。 木々の葉が落ちてしまう冬の森は見通しがいいから、夜を遊ぶムササビに逢うことができるぞ!

ぼくは、ムササビに生まれるべきだった。 いや。年頭なのだから今年の抱負として、「これからは、ムササビのように生きる!」と宣言するほうがいいかもしれない。 とはいえ、ぼくがムササビのように生きたいと思ったのは、もう三十年近 […]

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明るすぎる国の未来は暗い

明るすぎる国の未来は暗い

明るすぎると見えないものがある。 旅の夜なら、なおさらだ。 地球の原風景を前に、「夜の色」が楽しめる“灯り”が欲しいのだ

 焚き火も同じだけど、ろうそくやオイルランプの小さな炎は、ほんと心が落ちつく。  明るくないところがいい。まぶしくないところがいいのだ。  それになにより、そよ風に動揺するがごとく、弱々しく揺れるのがいい。  まるで、こ […]

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テレマークな暮らし

テレマークな暮らし

バックカントリーへ浸透していくということは、人の道を踏みはずして歩くわけだから、そこにはなにが待ち受けていてもおかしくない。 それは、自分の背丈を知る旅でもある。 文化的ぜいたくにあふれたこの旅の行き先は、世の中とは反対の方向へつづいているのだろう。

またまた12月がやってきた。 できることなら、この冬は(この冬も!)炬燵にもぐりこんで「コタツムリ」と化してミカンでも食べていたいところである。 が、炬燵に入り背中を丸めミカンを食べながらも、ぼくの目はパソコンに映しだし […]

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ブランケットとお月さん

ブランケットとお月さん

寒い冬こそ外遊びだ、と強がってはみたものの、寒さを強がりだけではカバーできない。 夜ともなれば、その寒さは鋭いナイフのように冷たく研ぎすまされてくる。 しかし、空には明るい月が昇ってきた。 そんな夜を見のがすわけにはいかないじゃないか!

 この季節、日暮れは早い。  日が落ちると、山には静けさとともに、寒さが大波のように押し寄せてくる。そんな夜には、熱々の料理を食べ、さっさとテントへもぐり込み、暖かいダウンの寝袋にくるまれていたいもんだ。  月明かりに照 […]

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