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キャンプには、大きくふたつのスタイルがある。 ひとつは、「もっともっと先へ進みたいから、キャンプ泊を繰りかえしながら荒野を旅する。ここより先へ進むためにテント泊をする」というスタイルだ。 もうひとつは、「自然を楽し […]
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コーヒーを淹れるのは、ある種、伝統的な儀式のようなものだ。 袋に入っている豆を覗きこむ。豆の色が脳の味覚を刺激する。かすかな匂いが漂ってくる。 適量をとりだし、こりこりと挽く。ふたたび、匂いが鼻をくすぐる。豆を眺め […]
それにしても、どうして冒険家と呼ばれる人たちは、あんなに心臓がばくばくするようなことに夢中になるのだろう。命の危険をかえりみず、きびしい岩肌にへばりついたり、困難が待ち受ける高い山を登ったり。 『アドレナリン中毒』といっ […]
ホイール(車輪)のついたごろごろと引っぱっていく大きなバッグは、便利だ。ある時期、ぼくもよく使っていた。 が、なぜか好きになれなかった。あるときから、使うのをやめてしまったのだ。 あれが似合うのは、キャビンアテンダントだ […]
ある日あるとき、古い友人である伊東孝志画伯と旅へ出た。 伊東画伯さんは、南の島より流れ着いたココナツのような体型と風貌で、水彩の落書きを糧として日々をさまよっている人だ。ひとりでふらりと旅へ出るのが好きで、シンプルな […]
「アンダーウェアは、ウールがいちばん」てなことをさぞ知ったふりをして話をしたら、昔の人に笑われる。 当たり前だったのだ。 1960年代や70年代には、「山へ行くならウールを着ろ」と、ごくふつうにいわれたものだった。 「下 […]
雪が積もっているから行けるフィールドがある。 雪が積もっているから見られる景色がある。 夏は、人の背丈よりも高いブッシュだらけの藪山も、あるいは下草が密集していてとても歩きたいと思えないような場所も、一面が雪に覆われてし […]
今日の朝ご飯は、ホットサンドメーカーで作ったどかんとトマトが入ったオムレツと、オーブントースターで軽く焼いたフランスパンだった。 オムレツといったって、ホットサンドメーカーでありあわせの野菜や肉を炒め、そこに玉子を落とし […]
残念ながら、日本では焚き火ができる場所は少ない。 禁止されている、という意味ではない。 あくまでも、「ここで焚き火をしてもいいかどうか?」という自己判断での話である。 「焚き火にまさる火はない」ことは知ってはいるが、コン […]
日本の山には、おいしい水がいっぱい湧き出ている。 これは、日本が世界に誇れることのひとつである。 そのまま飲める柔らかい水が、各地の山に流れているのだ。 こんなに幸せな国は、それほど多くはない。 それに、ぼくらはふだん気 […]