こちらのコンテンツは更新を終了いたしました。
焚き火をするために出かける、という週末があってもいい。 そもそもぼくは、「ほんとうに大事な話は、火の前でする」と決めている。だから、重要な打ち合わせは、焚き火を前におこなうのである。 すぐに眠くなる会議も、焚き火の前でや […]
続きを読む »
ぼくは、ムササビに生まれるべきだった。 いや。年頭なのだから今年の抱負として、「これからは、ムササビのように生きる!」と宣言するほうがいいかもしれない。 とはいえ、ぼくがムササビのように生きたいと思ったのは、もう三十年近 […]
焚き火も同じだけど、ろうそくやオイルランプの小さな炎は、ほんと心が落ちつく。 明るくないところがいい。まぶしくないところがいいのだ。 それになにより、そよ風に動揺するがごとく、弱々しく揺れるのがいい。 まるで、こ […]
またまた12月がやってきた。 できることなら、この冬は(この冬も!)炬燵にもぐりこんで「コタツムリ」と化してミカンでも食べていたいところである。 が、炬燵に入り背中を丸めミカンを食べながらも、ぼくの目はパソコンに映しだし […]
この季節、日暮れは早い。 日が落ちると、山には静けさとともに、寒さが大波のように押し寄せてくる。そんな夜には、熱々の料理を食べ、さっさとテントへもぐり込み、暖かいダウンの寝袋にくるまれていたいもんだ。 月明かりに照 […]
落ち着かない日々を過ごしていたティーンエイジャーのころ。 ある夜ぼくは、「そんなところでため息をついてないで、こっちへ来いよ。お前の望むものは、すべてここにあるぞ」と、呼びかけられたのだ。 それは、ピンストライプの […]
川の上に出ると、「この先どこへ行くかはわからないけど、たったいまドアを開けたところ」という感覚に全身がつつまれる。 これだ。この感触だ。 流れの中心へと漕ぎだす。パドルを持つ手に、力がみなぎってくるのが感じられる。 いつ […]
物忘れの激しい昨今だが、久しぶりにふるさとの川をカヌーで下ってみると、まるで昨日のことのように、さまざまな思い出がよみがえってきた。 初めての川下りカヌーの日のこと。河原一面に菜の花が咲いていた春のこと。川漁師からもらっ […]
山歩きの必需品として、地味だけど必ずや欲しいのは、帽子とマフラーだ。 帽子は、夏の直射日光をさえぎり、寒いときには温かさも与えてくれる。怪我防止にも役立つ。そして、雨のときには雨具のフードの下にかぶることで、視界を広 […]
“ほとんどのウォーカーはウォーキング・スタッフ(杖)の使用など考えてもいないようだが、わたしは背負うべき「家」の土台に杖を加えるのを、いささかもためらわない。バックパックを背負うときは、自動的にウォーキング・スタッフを手 […]