カテゴリー:カルチャー

シーカヤック旅と焚き火の素敵な関係

シーカヤック旅と焚き火の素敵な関係

南の島で寝転んでいると、世のよしなしごとなどどうでもよくなってくる。 しかも、そこに焚き火あればなおさらだ。

 僕は、いまだ地面にじかに焚き火をしたいと思っている「不埒」な人間である。焚き火台など使わずに。  いや、もちろんわかっているよ。それがどういうことか、ってことは(わかっているつもりだけかもしれないけど……)。  いまや […]

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「手仕事」の愉しみ

「手仕事」の愉しみ

「手仕事」という言葉が、好きだ。 「手仕事」をする人を眺めているもの、好きだ。 で、うっかり僕も手を出してみるのだが……。

「根気」と「忍耐」を、母親の胎内に忘れたまま生まれ出てきたわたくしである。  なので、こつこつと物を作るのが、ほんと苦手だ。  でも、人は自分が苦手なことにあこがれを抱くようで、手仕事でものを作る人をいつもまぶしい目で見 […]

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薪ストーブで、おとなの火遊び

薪ストーブで、おとなの火遊び

魔法のランプの精があらわれて「欲しいものをひとつだけ言ってみなさい」と聞かれたなら、僕は「火のある暮らし」と叫ぶだろう。 この春。 いつでもどこでもつきあえる、小さな薪ストーブを手に入れた!

 10年ほど前のこと。僕は長野県の古民家を借りて、ひと冬を過ごしたことがある。それは、鍋倉山近くの雪深い山麓だった。  そして、その古民家には囲炉裏があったのだ。  囲炉裏のある部屋は、まるで映画館だ。  ごろんと横にな […]

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ギターは、旅の精神安定剤

ギターは、旅の精神安定剤

あるときから、楽器を持ち歩くようになった。 旅の装備選択は、出発前の楽しみでもあり苦しみでもある。 装備に少し気を抜くほうが愉快かも、と思うことがある。そんな気の抜けた部分が、精神安定剤になったりするのだから。

 1991年のこと。  アコースティック・ギター界では圧倒的に有名なメーカーであるアメリカのマーティン社が、『バックパッカー』と名づけたギターを発表した。  この常識を破ったスタイルをもつ小さなギターは、発売当初から旅す […]

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『ムササビの夜』でのムササビウイング

『ムササビの夜』でのムササビウイング

秋の恒例イベント『ムササビの夜』を今年も「ワイルドフィールズおじか」で開催できた。 またまた多くの人が集まってくれたのだ。 ムササビウイングを作ってよかったな、と思えるひととき。 みんな、ありがとう。

 古い話になってしまうけど、アラスカのキーナイ半島のトレイルをひとり歩いていたときのこと(もう、25年ほど前のことだ)。  とあるキャンプ指定地に到着してテントを張り、テントからはなれた場所に小さな焚き火を熾し、簡単な食 […]

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旅の途上で『村上春樹』

旅の途上で『村上春樹』

秋の夜長に、「長い旅へ持ち歩く本は?」と、考えてみた。 が、ここに紹介しているのは「昼下がりの縁側でビールを飲みながら読む本」となってしまった。

 20代前半のある日、僕は村上春樹の『風の歌を聴け』という小説と出合った。  当時、僕が読んでいたのはほとんどがアメリカかイギリス作家の小説だった。 「アメリカ文学が好きなら、これ、おもしろいよ」と、友人にすすめられたの […]

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『オン・ザ・ロード』という生き方

『オン・ザ・ロード』という生き方

「ヒッピー・オア・ナード?(ヒッピーかオタクか?)」と聞かれたなら、 ぼくはいまだに、自信をもって「ヒッピー」と答えたいのだ。

 ぼくがまだまだ若かったころ、何度読んでも理解できない本があった。正確には、何度も読むのを途中で挫折した本、ということである(読みとおすことができなかった)。  そうした本は、一冊ではない。何冊もあった。 「これ、おもし […]

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法螺吹き男爵の「釣れ釣れ草~芦ノ湖篇」

法螺吹き男爵の「釣れ釣れ草~芦ノ湖篇」

釣りは、釣った魚を自慢するためにおこなうものではない。 釣竿を媒介に自然と対話するのだ。 「Study to be Quiet.」という生き方を知るのだ。

 早朝の空気に背筋が伸びる。芦ノ湖の水は手が切れてしまったんじゃないか、というほど冷たい。  4月になったとはいえ、湖畔の春は遠い。なんたって、今朝のキャンプサイトではなにもかもが凍っていたのだから。  湖へ踏み込むと、 […]

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ビル・メイスンの旅物語が聴こえてくる

ビル・メイスンの旅物語が聴こえてくる

カヌーは、いろんな川へぼくを連れだしてくれた。 そんなあるとき、これらの本と出合い、川旅の充実度がギアアップした。 どこへも出かけられない夜。ぼくはアームチェア・トラベラーとなり、赤ワインを飲みながら、いまもこれらの本を眺めているのである。

 今日は、ぼくのカヌーの師匠の話をしよう。  カナダのカヌーイストであり絵描きであり映像作家であり、そしてなによりもナチュラリスト(自然人)であった、ビル・メイスン(Bill Mason)だ。 (賢明な読者諸氏はすでに気 […]

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ウラヤマで革命家を気取る

ウラヤマで革命家を気取る

ウラヤマもまた、ブルース(憂鬱)を抱えている。 都会に近い分だけ、人間同様、しんどいのかもしれないな。 でも、ウラヤマには宝物がいっぱい埋まっているのだ。

 立春はとっくに過ぎ去ったのに、寒い日々がつづいている。  とはいえ、西高東低の冬型気圧配置がばっちり決まると、東京は晴天となる。  みごとなまでに透きとおった冬の青空を見上げると、炬燵にもぐりこみ「コタツムリ」と化して […]

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