カテゴリー:トレッキング

オン・ザ・ロードへ、ふたたび

オン・ザ・ロードへ、ふたたび

『遊歩』という素敵な遊びを教えてくれた本があった。 もう40年も前に書かれた本だが、その文章は、いまもバックパッカーたちの心のいちばん深いところをくすぐりつづけるのだ。

アメリカの詩人アレン・ギンズバーグが、「ソローヘ帰ろう」といったのは、1960年代のなかば、ベトナム戦争まっただなかだったと思う。ギンズバーグがいうところのソローとは、19世紀後半に『森の生活』を書いたヘンリー・デビッド […]

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ネジのゆるんだスタイルで歩く。白山山行装備(後編)

ネジのゆるんだスタイルで歩く。白山山行装備(後編)

さてさて。 一泊二日白山山行全装備のつづきである。 山の常識や良識をちょっとばかり踏みはずした装備を、紹介してしまおう。

 季節は夏。暑い盛りだ。  とはいえ、白山の標高は2,702m。  今回は、まずはウェアのことからはじめよう。 「山でアロハはないだろっ!」という声も聞こえてきそうだけど、ぼくの山歩きのスタイルはアロハシャツなのだ。あし […]

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白山山行。夏の山小屋泊一泊二日全装備(前編)

白山山行。夏の山小屋泊一泊二日全装備(前編)

梅雨明けと同時に、白山へ行ってきた。 一泊二日の山小屋泊で、夏の山を遊びつくそう、というわけだ。 ここでは、そのときの装備を前編・後編の2回に分けて紹介しよう。

 突然、「山行こ! 山行こ! いっしょに山行こ!」  てなメールが、広島の古い友人からさまよいこんできた。 「○月○日の夕方。白峰温泉、御前山荘で待ってます」  だとさ。  急なことではあるが、美人の誘いを断るわけにはい […]

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ウッド・テーブルの温もり

ウッド・テーブルの温もり

自然素材の道具が好きだ。 化学素材が全盛の時代が来て何年もたつが、まだまだ、自然素材の道具もがんばっているのだ。 そしてそれらは、けっして過去の遺産ではない。 いまの時代にこそ重要な道具だと思うんだけどな。

 自然素材の道具。これらはけっして過去の道具ではない。  たとえば、フライフィッシング用のバンブーロッド。  簡単にいってしまえば、竹竿だ。が、この簡素で優雅な竹竿を手に渓流へ立つと、風景が違って見えてくる。というか、カ […]

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サンダル履いて、自由な暮らし

サンダル履いて、自由な暮らし

気軽で、自由で、平和で、世界をちょっと斜めから眺めているような履き物。 それが、サンダルだ。 街でもキャンプでも、夏でも冬でも、サンダルは必需品なのだ。

 地球上でいちばん好きなものはなにか、と考えたら、ぼくの場合はサンダルかもしれない。  サンダルの快適さ、気軽さ、自由さ、便利さなどなどを思い浮かべると、「これに並ぶものはない」と自信をもっていいきれる。それに、世界をち […]

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優雅な食事のためには、シンプルなコッヘルを

優雅な食事のためには、シンプルなコッヘルを

料理があまり得意じゃないぼくは、調理器具を多く持たない。 シンプルがいちばん、と思っている。 バックパッキングでの山旅を考えるなら、簡素で美しいコッヘルがほしい。

 もうずいぶん前のこと、コッヘル(鍋)を忘れた2泊3日旅があった。  大慌てで、旅先の食料品屋でふたつの缶詰を買った。たしか、チリビーンズとフルーツの缶詰だったと思う。  もちろん、それらは初日の食料となったが、その空き […]

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小さなナイフをひとつ持ち歩こう

小さなナイフをひとつ持ち歩こう

いまの時代、ナイフを使う場面がない。 都会での話ではない。野外でも、圧倒的に少なくなったのだ。 だからといって必要ない、というわけではないのだ。

 アウトドアズマンの必需品といったら、昔は大きなナイフだった。  ナイフこそが、冒険旅の象徴だったのだ。  でも、それは昔の話だ。  いまの時代、ナイフは男らしさの象徴ではない。でっかいボウイナイフを腰につけて歩くなんて […]

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賢者は旅をする。愚か者は語る

賢者は旅をする。愚か者は語る

昨夏、北アルプス縦走旅をした。 久しぶりの長旅に、「旅が日常となるような日々」を自分は欲しているんだ、とつくづく思い知った。 人は、ときにはひとりで長い旅へ出かけるほうがいいのかもしれない。

それにしても、どうして冒険家と呼ばれる人たちは、あんなに心臓がばくばくするようなことに夢中になるのだろう。命の危険をかえりみず、きびしい岩肌にへばりついたり、困難が待ち受ける高い山を登ったり。 『アドレナリン中毒』といっ […]

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四季をとおして、ウールに夢中!

四季をとおして、ウールに夢中!

オールシーズン手放せいないアイテム、それがメリノウールのアンダーウェアだ。 真夏の北アルプス縦走から、真冬のバックカントリー・テレマークスキー旅まで。 ウールのウェアは、旅をアンプラグドにしてくれる。

「アンダーウェアは、ウールがいちばん」てなことをさぞ知ったふりをして話をしたら、昔の人に笑われる。 当たり前だったのだ。 1960年代や70年代には、「山へ行くならウールを着ろ」と、ごくふつうにいわれたものだった。 「下 […]

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スノーシューを履いて、道を踏みはずそう

スノーシューを履いて、道を踏みはずそう

冬の森には、楽しみが詰まっている。 雪のフィールドのその一歩奥へと踏みこんでみよう。 雪に覆われた森を歩きながら、冬の森羅万象をのぞき見るのだ。

雪が積もっているから行けるフィールドがある。 雪が積もっているから見られる景色がある。 夏は、人の背丈よりも高いブッシュだらけの藪山も、あるいは下草が密集していてとても歩きたいと思えないような場所も、一面が雪に覆われてし […]

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