日本百名飯〜スキレットで「不器用軒のシウマイ」を蒸す

日本百名飯〜スキレットで「不器用軒のシウマイ」を蒸す

家で料理を作ることが多くなった日々。 が、料理は得意分野ではない(「じゃ、なにが得意なんだ?」とは聞かないでくれ)。 そんな僕でも、スキレットを使うと、すべての料理がそれっぽくなるのである。 お試しあれ。

もともと「外ごはん」が、大好きだ。 過ごしやすい季節には、近くの公園でお弁当を食べるだけでも、気分が晴れる。 もっと時間があるときは、河原や山へ出かけて、ちょっとしたもの(ホットサンドとかパスタとか)を作り、ワインととも […]

もともと「外ごはん」が、大好きだ。
過ごしやすい季節には、近くの公園でお弁当を食べるだけでも、気分が晴れる。
もっと時間があるときは、河原や山へ出かけて、ちょっとしたもの(ホットサンドとかパスタとか)を作り、ワインとともに頬張る。
焚き火ができるなら、スキレットの登場となる。

とはいえ、このご時世である。
あまり外へ出なくなったせいもあり、三食ほとんどが自炊の日々。
というわけで、一日に一度は、スキレットのお世話になっている。

スキレットは、もちろんテンマクの『「ほ」スクエアスキレット』。
開発のとき、僕も大いに口出しをした自信作である。
家庭用の魚焼きグリルに入るよう、長方形のデザインとした。魚焼きグリルを使えば、上からも熱を加えることができる。オーブン料理がこのスキレットでできるのだ。
いうまでもなく、焚き火のときは、ふたの上に熾(おき)をおけばオーブン効果が得られる。
スキレットの記事は、こちら↓
https://blog-hotta.wild1.co.jp/?p=5021

今日はシウマイに挑戦だ。
新横浜駅から西へ向かう新幹線に乗るときは、いつも「崎陽軒(きようけん)」のシウマイ弁当とビールを買っていた。それがある日、しばらく新幹線に乗ってないので、シウマイを食ってないぞ、と気がついたのだ(崎陽軒に敬意を払って、「シウマイ」という表記に)

「不器用軒のシウマイ」は、わが「日本百名飯」入り確定。が、食べるのに夢中で、写真はこれしか残っていない。

シウマイの作り方は、、、、
これは、僕ごときがここで書けるはずがない。
なんせ、シウマイ作りは初体験である。
材料は、ひき肉(豚)、ホタテの貝柱(これは崎陽軒の真似)、玉ねぎ、片栗粉、シウマイの皮、他には塩、砂糖、ごま油、鶏ガラスープの素、生姜などなど。
市販のいろんなシウマイ(もちろん、崎陽軒のも)を食べて、想像力を膨らませ、ウェブサイトや本を見て、作ったのだ。あくまで、自己流で(僕の自己流を「適当」と呼ぶ人もいるが、、、)。

スキレットの簡単料理は、粗挽きウインナーと玉ねぎなどありあわせ野菜を炒め、その後、トマトを並べ、卵を落とし、ふたをして弱火で3分。味付けは、自由。出汁を効かせて和風(できあがりに鰹節を)、ごま油と豆板醤とコチュジャンで中華風、イタリアンハーブミックスで地中海風(?)、ケッチャプたっぷりのアメリカンジャンクも。

スキレットで蒸し物をするには、底にキャベツをしき、水を少々。その上にシウマイを並べた。
これは大成功。
料理好きの友人のアイデアである。さすが!

クッキングシートを使って、焼き魚も。ふたをして、蒸らしながら焼き上げる。

そういえば、シウマイを作るのも初めてだが、シウマイを包むのも初めてだ。
左手の親指と人差し指で輪っかを作り、その上に皮をのせる。そして、具を包むのだが、なかなかコツがつかめない。
おかげで、スキレットの中には、まぁ、見事なまでに、ふぞろいのシウマイたちが並んでしまった。
そこで、「不器用軒のシウマイ」と命名することに。

ところが味は、、、、
これが、手放しでうまいのだ。いくらでも食える。
自画自賛である!
冷蔵庫のビールはすぐになくなり、ワインの出番となる。
僕を酔わせてどうしようというのだ?

お気に入りスキレット料理は、枝豆のごま油炒め。これも「日本百名飯」入りだな。

というわけで、わがスキレットは台所のいつも手の届くところにある。
そして、ガスコンロにかけたり、魚焼きグリルに入れたり。
料理ができあがったら、皿には盛りつけず、スキレットに顔を突っ込むようにむさぼり食う。
そう。僕はスキレットと三密な日々を過ごしているのだ。

いくつになっても肉好きの僕は、鉄板といえばステーキである。スキレット料理のわが定番である。