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箱根の北西に、金時山(きんときやま)という周囲からちょこんと飛びぬけた山(標高1,213m)がある。 なによりも、山とは思えないほど親しみのあるネーミングに、まずは引きよせられる。 その名前には、小学生のころ毎日歩いた通 […]
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晩秋の低山を歩くのが、大好きだ。 山に紅葉が終わるころ、トレイルは落ち葉におおわれる。 トレイルに積もった落ち葉を蹴散らすように、音をたてて歩くのだ。 「さらさら」という音は、ひとり歩きの淋しさを紛らわせてくれる。 それ […]
荒野の夜では、安堵感の中に溶け落ちていくように眠りたい。 寒い冬なら、なおさらだ。 冬の旅を成就させるには、すぐれたスリーピングバッグが必要だ。 でも、ほんとうにいいスリーピングバッグは、安眠だけではなく、いい夢を見させ […]
炭火焼きにまさるものはない。 かれこれ30年ほど前から、ぼくはそのことを信じて疑わない。 だから、秋になって初もののサンマを焼くのは、手間暇はかかるけどまず炭を熾したし、おいしい肉が手に入ったときも、迷わず炭火焼きの準備 […]
人は(少なくともぼくの場合は)、人生を素敵に踏みはずしたいがために旅へ出る。 そんなときのために、小さなタープがひとつほしい。 20年ほど前のある日。 焚き火のすぐ横に小さなタープを張り、その下にごろりと寝ころび、そのま […]