数年前、テンマクデザインとぼくがコラボレーションして作った『マルチ・ホットサンドメーカー』が、今年マイナーチェンジした。
グリップを木にしたのだ。
これでグリップ部が軽くなり、バランスがよくなった。
そう。いままでは油断してると、五徳から落ちてしまったのだ。
それになにより、木のほうが質感もいい。
というわけで、さっそくニュー・ホットサンドメーカーで、食い倒れだ。
と、「わたしが、作る!」。
手を挙げたのは、たはらともき。
ていねいな料理を作る人で、前々から彼女のご飯が大好きだった。自宅の庭に、でかい小屋を建てしまうDIY女子でもある。
彼女が、まず焼いてくれたのは、出汁巻き卵。
ホットサンドメーカーを鍋がわりに使ってかつお出汁をとり、さらにホットサンドメーカーをフライパンがわりに使って卵焼きを。
うーむ。ホットサンドではないけど、この味はやさしい。まずは、ビールを一杯。
続いて餃子。宇都宮の人気店「正嗣(まさし)」の餃子だ。
ぼくも餃子を焼くのによくホットサンドメーカーを使っている。ふたつきフライパンとしての使い勝手はもちろん、サイズ感もちょうどいいのだ。
ますますビールの空き瓶が並ぶ。
続いて、「トリトリ」。
塩コショウして焼いた鶏肉と、レタス、キュウリをパンに挟む(味つけにマヨネーズを少々)。
パンは自家製だ。
うーむ。赤ワインかな。
そして、最後にデザートの「モモちゃん」。
砂糖とリキュールで加熱した白桃に、カスタードクリームをプラス。これも自家製パンに挟んで焼く。
うん。これは深煎りのコーヒーが必要だな。
というわけで、キャンプサイトの夜は更けていくのだった。
しかし。
ともきの料理には大満足したんだけど、ニュー・ホットサンドメーカーにちょっとだけ不満が。
どうも、この柄の木が寂しい感じがするのだ(すいません。製造工場さん)。
そこで、焼きごてで文字を書いた。
「堀田貴之日曜大工店」の出番である。
それでも気に入らないので、彫刻刀を手に彫ってみることにした。
というわけで、「堀田が彫った」木の柄になった!
彫ってほしい人、手を挙げてください。