タグ:ヘンリー・デビッド・ソロー

『オン・ザ・ロード』という生き方

『オン・ザ・ロード』という生き方

「ヒッピー・オア・ナード?(ヒッピーかオタクか?)」と聞かれたなら、 ぼくはいまだに、自信をもって「ヒッピー」と答えたいのだ。

 ぼくがまだまだ若かったころ、何度読んでも理解できない本があった。正確には、何度も読むのを途中で挫折した本、ということである(読みとおすことができなかった)。  そうした本は、一冊ではない。何冊もあった。 「これ、おもし […]

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オン・ザ・ロードへ、ふたたび

オン・ザ・ロードへ、ふたたび

『遊歩』という素敵な遊びを教えてくれた本があった。 もう40年も前に書かれた本だが、その文章は、いまもバックパッカーたちの心のいちばん深いところをくすぐりつづけるのだ。

アメリカの詩人アレン・ギンズバーグが、「ソローヘ帰ろう」といったのは、1960年代のなかば、ベトナム戦争まっただなかだったと思う。ギンズバーグがいうところのソローとは、19世紀後半に『森の生活』を書いたヘンリー・デビッド […]

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