今秋の『ムササビの夜』でも、恒例の「ホットサンド・コンテスト」を開催した。
「ワイルドフィールズおじか」での『ムササビの夜』は5回目。
5回目を迎え「ホットサンド・コンテスト」はますますヒートアップしていくのだ。
年々、料理のグレードが高くなる。
これはもう、コンテストというより、ワールドカップである。
こんなコンテストは世界中を探してもない（僕が知っている範囲では……）。
ということは、世界一を決めるコンテストである。
ということは、ワールドカップと呼んでもなんの差支えもないであろう。
子どもたちに人気は、ツリークライミング。
そして、紙相撲。
おとなに人気は、ビール飲み放題「アウグスビール」サイト。
今回のエントリーは、11人。
どれもがしびれるレシピだったので、ここで、全部紹介してしまおう（敬称略）。
◆秋のめぐみの「おとなの」スウィーツホットサンド（NAOKO）
山で拾った栗の渋皮煮と畑の落花生を中心に、少しブランデー。それにキンカンの皮をプラス。
◆グルテンフリー・ホットサンド（Keco）
パンは、米粉にじゃがいもを混ぜた自家製。コンビーフ（馬肉未使用）、枝豆、チーズ、たっぷりの黒胡椒、レタスと玉ねぎ。
◆はちみつ、かぼちゃとサワークリーム（こくぶん）
はちみつの甘さ、サワークリームの酸味とベーコンの塩味のコラボレーション。
◆ブルーマスター（上野）
ブルーチーズのコクとマスターのピリ辛感、玉ねぎの甘味、ベーコンのジューシーさが合体。
◆おとなのホットチリサンド（ゆう）
ピリ辛のチリコンカンをサンドに。
◆サーテ味噌と豚サンド（baku）
わが家に伝わるサーテ味噌（ニンニクやピーナツなどなどをすりつぶして味噌に混ぜ込んだもの）と豚バラ、キャベツ、ネギ、酒、ごま油、それに愛情！
おなじみのイラストのエントリーシートに、料理も手作り感満載の「baku」さん。
◆ホット・ミート・モンスター（吉澤清太）
ベーコン、パストラミビーフ、ローストビーフ、ローストポークの4種類の肉をチーズと秘密のソースで！
4種類の肉にチーズと特製ソースが絶妙にからむ。豪華にして美味。大満足。
◆R.S.Beanサンド（まっぴー）
琉球四角豆とベーコン、スクランブルエッグ、バジル、玉ねぎを！
ねっとり感満載のスクランブルエッグが、Gooooood！
◆チョコマシュマロサンド（なのでぃ）
チョコソース、アーモンドスライス、焼きマシュマロ、それにお餅を挟んだおやつ系。
今回優勝の「なのでぃ」。女子キャンパーふたりで考えたという、「チョコマシュマロサンド」。ありがとう。
◆ムササビ・ホットサンド・13coffeeバージョン（あべ）
トレイルミックスをコーヒーフレイバーで燻製。それにクリームチーズとコーヒー豆も。
◆塩きのこ入りふわとろ卵とトマトのホットサンド（ゆい）
マイタケ、シメジ、エリンギの自家製塩きのこを刻み、バターで炒めたところに卵を投入、ふわとろのスクランブルエッグを作る。それに、セミドライトマトととろけるチーズと秘密の具材をトッピング！
すべての完成度が、ほんとうに高い。
「おいしい！」とか、「ていねい！」とか、「びっくり！」とか、「この手作り感！」とか、「バランスがすばらしい！」とか、「秋の味だ！」とか、「ねっとり感がたまらん！」とか、「ふわふわ！」とか、「ライフスタイルが味に染み出てる！」などなど。
審査員のわれわれ三人は、食べるごと、感嘆で声を詰まらせる。
出てくる言葉は、「！」ばかりである。
＊審査員は、三宅香菜子（キャンモック）、藤本百子（ワイルドワン）、それにわたくしの三人でした。
これらをまとめれば、立派なレシピ本ができるなぁ。
みんな、ありがとう。
来年も、やるよ！
（写真＝山田真人）
グッドデザイン賞受賞のマキコン（ロケットストーブ）で、うまい飯が出来上がったぞ。
毎度毎度、表彰式は大盛り上がりとなる。豪華景品のおかげかな。協賛各社の人たち、ありがとう。