このイベントをはじめるにあたって、『この星に暮らすぼくたちは、いまなにができるのか?』と、大義を掲げてみた。
すごく大げさだけど。
でも、それほど意気込まず。
(この気持ちは、一回目以来かわっていない)
イベントの内容を考えているとき、キーワードとして、「愉しい不便」、「文化的ぜいたく」というふたつの言葉を思いついた。
ぼくたちは、不便を愉しむために野外へと出かけていく。シンプルな道具とともに。
外遊びの日々には、「文化的ぜいたく」があふれているのだ。
と、ぼくは思う。
便利なグッズやショップからはなれると、行動のひとつひとつのアイデアや手間暇が、愉しくなってくる。その喜びこそが、不便を愉しむことであり、文化的ぜいたくなのだ。
そんなことを感じられるイベントになればいいな、と思ったのだ。
- トレッキングは、歩くというより道草が中心。
- キャンプ場周辺の自然に入り込みたい。
そこで、いろんなワークショップやブース、展示を考えてみた。
・火起こし体験(木の摩擦で火を起こす、という原始時代体験)
・バックパッカーズ・エクスチェンジ(参加者が持ちよるアウトドアグッズのフリーマーケットだ)
・アルコールストーブ作り(空き缶を利用して)
・ツリークライミング(子どもたちに絶大の人気だ)
・ロケットストーブでの給湯と発電(ロケットストーブでお風呂を沸かす。発電もする。さらには、パンを焼いたり、コーヒーを焙煎したり。年々パワーアップしていく)
・トレッキング(「歩く」というよりは、動物の痕跡を探したり、植生を覚えたり。道草の多いトレッキングだ。キャンプ場周辺の自然を感じたい)
・モーニング・ヨガ(朝の森の空気を吸い込みながら)
・明るすぎる日本の未来は暗い(日々の灯りを考えるブース。今回はできなかったけど)
などなど。
- 京都の「夢のなかの家事」は、無農薬の米を自分たちで作り、米粉のパンを焼く。この日は、ブリトー(うまい!)を作ってくれた
- 丸江ブースでは、手ぬぐいの使い方イラストが
- スタンレーブースには、味わい深いポットが並ぶ
- ロケットストーブブースでは、お風呂はもちろん、パンを焼いたり、コーヒーを焙煎したり
- コーヒー焙煎の体験
- モンタナのシューズブランドOboz。トレッキング時には、シューズのレンタルも。
- 香川のカヤックガイド「フリークラウド」は、ホットサンド体験販売
- 手作り机でおなじみ「シエルブルー」
- 四国徳島の遊び人「トリップ」のふたりは、四国の川遊びを発信
- フェザークラフトの旅を伝えてくれる『グランストリーム」
- メイドイン・ジャパンの寝袋会社「ナンガ」ブース
- 空き缶を利用したアルコールストーブ作り
- ワイルドワン・スタッフによる火起こし体験
- 子どもたちでにぎわう「ツリークライミング」。
- 木に登ってキャンプ場を見わたす
それぞれは、けっして堅苦しいものではない。
ホットサンド・コンテストなどという愉快なものもある(これも毎回、大きな盛り上がりをみせる)。
また、出展メーカーが独自のワークショップをおこなったりもする。
- 今回も多くの人がエントリーしてくれたホットサンドコンテスト
- みんな趣向をこらしたホットサンドを披露してくれた
- イベント中、一番の盛り上がりをみせる
いずれにせよ、こうして関東(栃木県「ワイルドフィールズおじか」)で3回。そして、初めての関西(マキノ高原キャンプ場)開催と、合計4回の「ムササビの夜」をおこなってきた。
この秋も、「ワイルドフィールズおじか」で開催予定だ。
そして、来春もまた関西でおこないたいと思っている。
イベント自体、とくにメッセージを発しているつもりはない。
参加者に、旅の空気を感じてもらいたいと思っている。
いまなお、「ムササビの夜」でやりたいこと、やれることを模索しているところだ。 多くの人の忌憚のない意見が聞けたら、うれしい。
(Photo by 山田真人)