本日、カングー・ローリングカフェ『満月ムササビ食堂』営業中!

本日、カングー・ローリングカフェ『満月ムササビ食堂』営業中!

秋は、外でご飯を食べたい。 収穫の秋は、ビールもうまい。 ムササビウイング・グランデの下で過ごす一日なのだ。

今年の夏も暑かった。ほんとに。 「日本もいよいよ亜熱帯の国だな」と思わせる夏だったな。 が、そんな過酷(ちょっと大げさか)な日々も終わり、食い倒れの秋がやってきたのだ。 この季節は、外でご飯を食べたい。 そこで、ルノー・ […]

今年の夏も暑かった。ほんとに。
「日本もいよいよ亜熱帯の国だな」と思わせる夏だったな。
が、そんな過酷(ちょっと大げさか)な日々も終わり、食い倒れの秋がやってきたのだ。
この季節は、外でご飯を食べたい。

ムササビウイングの設営は、過去、何度やってきたことか。タープを美しく張るために全力を尽くす。いまさらながら、この気持ちを最優先に、ペグを打つ。

前回更新で紹介した「G-Fun」というアルミフレームと連結金具で、カングーの上にポールを取りつけた。

そこで、ルノー・カングーとムササビウイング・グランデの組み合わせで、カフェをはじめることにした。
「カフェをはじめる」とはいっても、決まった場所はない。営業日時も自由気まま。実体はあるけど、はっきり見えない。
転がる石のごとくさまよう、ローリングカフェ『満月ムササビ食堂』である。

本日のコーヒーは、深煎りの「ブラジル」。得意のハンドドリップでじっくり淹れる。コーヒーを手作業で淹れるのは、飲んでもらう人への最高の「おもてなし」であると同時に、僕自身の楽しみでもある。

秋晴れの某日、某所。
川沿いの広場にカングーを停め、ムササビウイング・グランデを設営。木の椅子とテーブルを並べたら、準備完了。
まったり空間が、できあがる。
こんな空気感のもとで過ごしたいがため、僕はムササビウイング・グランデをデザインしたのだ。

つぎは、いつどこで『満月ムササビ食堂』やろうかな。遊びに来たい人は、手を挙げてください。

本日は、深煎りのハンドドリップ・コーヒーをメインに、以下のメニュー。
「朝寝したくなる、ママレードとクリームチーズのサンドウィッチほか」
「朝酒には、スパークリングワインの『クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブリュット』」
「朝湯のおともに、アウグスビールIPA」
そして、焚き火スキレット料理「人生を素敵に踏みはずすオリジナル・ナチョス」
こんな感じだな。

ため息が出るような青空の午後。頬に触れる秋風は、「愉しめ」という。そんなわけで、素敵な女性ととことん愉しんだ一日である。

さすがに、告知もなしにオープンしたから、お客さんはたったひとりだったけど。
が、それもいいではないか。
秋晴れの一日を、風に吹かれて過ごせたのだから。
冬になったら、薪ストーブを準備するから『満月ムササビ食堂』で、くつろいでいってくださいな。

新作のムササビウイング・グランデは、本体サイドの曲線を深くした。20数年前、アラスカの原野で「自然の景観をそこねるようなタープは張りたくない」と思って以来、僕は「美しいタープとは?」をずっと考え続けているんだよなぁ。