またまた、ぼろぼろの現役選手の話だ(あしからず)。
ダナーのブーツ、2足。
ダナーライトと、マウンテンライトだ。
このふたつの靴とともに、ぼくはいくつもの山を歩いてきた。
アラスカやアメリカ・ロッキーの山脈、それにニュージーランドの山々も歩いたし、2週間を超える北アルプス縦走旅も、そして東京の低山も。
ビブラムソールの張り替えに、ダナーのマウンテンライトを「WILD-1」へ出した。
たしか、このブーツは二回目の張り替えだと思う(三回目かな……)。
ソールの張り替えが可能なブーツは、ほんと、頼もしい。
なんたって、古いつきあいの友だちのようにすっかり足になじんだ靴が、なじみはそのままで、新品(?)となってよみがえってくるのだから。
前にも書いたけど、道具には「二種類」ある、とぼくは思っている。
買ったその日がベストパフォーマンスの道具と、使うほどに使うほどによくなっていくものと。
いうまでもなく、これらのブーツは後者だ。
マウンテンライトのソール張り替えができあがってくるのを待っている間、雪解けの低山をダナーライトで歩いたら、靴はどろどろになってしまった。
で、徹底的に洗ってみた。
と、革が「かさかさ」にひび割れた(まるで、わが人生のように)。
なので、たっぷりミンクオイルを塗りこんだのだ(わたくしにも、だれか潤いを!)。
さらに、洗ったついでに補修もやってみるか。
いつぞや、靴を枝かなにかに引っかけて、滑落しかけたときに破れた履き口の補修をすることに。
まずまずのできである。
めずらしく、縫い代は暴走せず。
このダナーライトも、そろそろソールの張り替えだ。
マウンテンライトが帰ってきたから、ダナーライトを張り替えに出すことにしよう。
いずれにせよ、マウンテンライトがぴかぴかのソールをたずさえて戻ってきたのだから、出かけるしかない。
前から気になっているあの縦走路へ行ってみるかな。
今年は雪が多いから、8本爪アイゼンもいるな。
最近すっかり気に入っている、自作のシガーボックス・ウクレレをバックパックにくくりつけて!