お歳暮に、ダイヤモンドを贈ります

お歳暮に、ダイヤモンドを贈ります

今年も残りわずかだ。 そこで、ダイヤモンドのプレゼント!

 というわけで、高尾山へ登ってきた。  高尾山は、ご存じのとおり、東京都八王子市にある標高599mの山である。 […]

 というわけで、高尾山へ登ってきた。
 高尾山は、ご存じのとおり、東京都八王子市にある標高599mの山である。東京都心から近いこともあり、季節を問わず、多くの人が訪れる。
 日本一の、いや世界一の登山者が訪れる(と、いわれている)。
 でも、古くから修験道の霊山であった、ということはほとんどの人が知らない(ぼくも知らなかったけど)。

高尾山山頂へ向かって、ダイヤモンドを探しに歩く。

高尾山山頂へ向かって、ダイヤモンドを探しに歩く。

 毎年12月20日前後に、この高尾山山頂から「ダイヤモンド富士」が見られるのだ。
 ダイヤモンド富士とは、富士山の山頂から太陽が昇る、あるいは山頂に夕日が沈む瞬間の光輝く様子をいう。富士山山頂が夕陽(あるいは朝陽)で、光り輝くのだ。
 どこででも見られるというわけではない。いうまでもなく、富士山が東か西の方向に見える場所でなければならない。
 そうした場所であれば、年に2回、ダイヤモンド富士を見ることができる。
 高尾山山頂と富士山山頂と太陽が、一直線に並ぶ日が1年に数日だけある。それが毎年、12月20日前後の日々。冬至のころである。
 冬至を境に、太陽の沈む位置は、南西から西へさらには北西へとずれていく。高尾山は日没ダイヤモンド富士が見られるぎりぎりの位置にある(高尾山から見て富士山は、南西方向となる)ので、冬至のころに見られるのだ。

富士山をめがけて、太陽が沈んでいく。 多くの人が、カメラを構える。

富士山をめがけて、太陽が沈んでいく。
多くの人が、カメラを構える。

 今回は、久しぶりにわが娘と高尾山を歩いた。
 娘が子どものころには、何度か登ったことがある。
 いっしょにここを歩くのは何年ぶりだろ。20年ぶりぐらいかもな。

山頂に太陽がかかると、一気に落ちていった。

山頂に太陽がかかると、一気に落ちていった。


ダイヤモンド富士が終わると、みんなは最終のケーブルカーに向かって急ぎ下山する。ぼくたちは、このあとの楽しみ、ムササビウォッチングのため、ゆっくりと山で過ごす。ダイヤモンド富士の余韻を楽しみながら。

ダイヤモンド富士が終わると、みんなは最終のケーブルカーに向かって急ぎ下山する。ぼくたちは、このあとの楽しみ、ムササビウォッチングのため、ゆっくりと山で過ごす。ダイヤモンド富士の余韻を楽しみながら。

『ミシュラン』効果で人気の高尾山だが、この日の山頂は、ダイヤモンド富士効果である。カメラを持った人たちがいっぱいいた。たくさんの三脚が並んでいる。
 そしてそれぞれが、ダイヤモンド富士を撮るうんちくを語りあっている。
 よくよく聞くと、ダイヤモンド富士の追っかけカメラマンも多い。
 たしかに毎日日没や日の出の位置がずれていくのだから、その気になれば、一年中追っかけることができるだろう。
 本物のダイヤモンドを追っかける怪盗ルパンのように。

 ま、それはともかく。
 ふだんのおこないがいい父と娘の前に、この日、雲はひとつもない。
 太陽は、ずんずん富士山山頂へと沈んでいったのだ。
 まるで、山頂の火口の穴に隠れるかのように。
(all photos by Kazuho)

高尾山の天狗(ムササビ)が、飛んだ!

高尾山の天狗(ムササビ)が、飛んだ!


この夜もムササビは、各所でその姿を見せてくれた。 やっぱり、ふだんのおこないがいい父と娘なのである。

この夜もムササビは、各所でその姿を見せてくれた。
やっぱり、ふだんのおこないがいい父と娘なのである。


東京の夜景は、「化けもの」に見えることがある。毎夜、計り知れないエネルギーが放たれている。 スカイツリーや東京タワーも見える。

東京の夜景は、「化けもの」に見えることがある。毎夜、計り知れないエネルギーが放たれている。
スカイツリーや東京タワーも見える。