「火遊び」道具!

「火遊び」道具!

この季節になると、各メーカーから来年の新商品がいろいろと発表される。 10年前の新製品も知らない僕が、たまに展示会へいくと、頭の中は「驚き」マークでいっぱいになる。 今回は、そんな展示会で見かけた気になるグッズを!

 名人の「焚き火」は、ときとして芸術作品である。  薪の置き位置が絶妙で、空気の流れに無理がない。炎が美しいのだ。  酸素量の調節が見事だから、炎が美しいばかりか、むやみに大きくならない。そして、一本の薪が長持ちする。 […]

 名人の「焚き火」は、ときとして芸術作品である。
 薪の置き位置が絶妙で、空気の流れに無理がない。炎が美しいのだ。
 酸素量の調節が見事だから、炎が美しいばかりか、むやみに大きくならない。そして、一本の薪が長持ちする。
 火遊びを心得ている人は、優雅な焚き火を知っている。

 これは、あくまでも直火での話だ。
 焚き火台を使っての焚き火の話じゃない。
 なので、残念ながら現代ではこうした美しい焚き火をほんとんど見ることができない。

 焚き火台を使うと、酸素が当たり前のように供給されるから、おもしろみに欠ける。薪はどんどん燃えてしまう(大量生産、大量消費の時代を反映するがごとく)。
 おまけに、焚き火が下手になる。

日本の寝袋メーカー「ナンガ」が快眠のための封筒型シュラフを発表。顔が出せたり、上下が分かれたり、連結もできたり、マットの固定もできる。しかも収納時はクッションにもなる!

日本の寝袋メーカー「ナンガ」が快眠のための封筒型シュラフを発表。顔が出せたり、上下が分かれたり、連結もできたり、マットの固定もできる。しかも収納時はクッションにもなる!

 

ナンガ定番寝袋オーロラシリーズに、新色が。

ナンガ定番寝袋オーロラシリーズに、新色が。

 焚き火の初めの関門は、着火につきる。
 乾いた薪と焚きつけ用のいい材(小枝や松葉、松ぼっくり、白樺の皮、アダンの葉っぱなどなど)があれば簡単だけど、条件の悪いときこそ、腕のみせどころとなる。
 が、焚き火台が登場してきてからは、名人は黙って素人の火を眺めている日々だ。
 でも、だれもが焚き火を簡単に楽しめる時代になった、ということでもある。
(Bright sideを見ることにしよう)

 SOTOでおなじみの新富士バーナーが、おもしろい焚き火台を考えている。
(メーカーの都合により発売されない場合もあります。その際は忘れてください)
 まん中に直径10センチぐらいの筒状のものを配した作りだ。ここに小枝などの焚きつけを入れるんだ、という。
 なるほど。この中央の筒で上昇気流を作るのか!
 煙突効果である。
 効率的な空気の流れが見える焚き火台なのだ。
 この仕組みなら、簡単に焚き火を起こせるだろうな。
 またまた焚き火が下手になりそうである。

これが開発途中の焚き火台。この中央の筒状のものが、曲者なのである。

これが開発途中の焚き火台。この中央の筒状のものが、曲者なのである。

 

マルチMUKAストーブ(来春発売予定)。あのムカストーブがマルチに。ノズルを交換することなくガスとガソリンの両方が使える。しかも、すり鉢状バーナーヘッドで圧倒的な風への強さ!

マルチMUKAストーブ(来春発売予定)。あのムカストーブがマルチに。ノズルを交換することなくガスとガソリンの両方が使える。しかも、すり鉢状バーナーヘッドで圧倒的な風への強さ!

 

卓上2バーナー。団らんの中心になるガスの2バーナーが登場してくるぞ(こちらも来春に発売か)。

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