素敵に、人生を踏みはずさないか?

素敵に、人生を踏みはずさないか?

タープの下で眠れば、気持ちが解きはなたれていく。 「地球の上に寝てるんだな」と実感できるのだ。

人は(少なくともぼくの場合は)、人生を素敵に踏みはずしたいがために旅へ出る。 そんなときのために、小さなタープがひとつほしい。 20年ほど前のある日。 焚き火のすぐ横に小さなタープを張り、その下にごろりと寝ころび、そのま […]

人は(少なくともぼくの場合は)、人生を素敵に踏みはずしたいがために旅へ出る。
そんなときのために、小さなタープがひとつほしい。

20年ほど前のある日。
焚き火のすぐ横に小さなタープを張り、その下にごろりと寝ころび、そのまま眠りにつく、という旅の夜を過ごしたいと思った。
で、ぼくはオリジナル・タープを作ったのだ。
形状は五角形。
ちょうど近隣の山でむささび観察に明けくれていたころだったので、そんな形を思いついたのかもしれない。
名前も、「ムササビウイング」とした。

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旅の途上、ここでこのまま夕方を過ごし、濃紺にかわっていく空を眺めていたい、という思いを抱くことがある。
そして、朝起きたときにもこの風景を前にしていたい、と。
まれにそんな景色と出会うことがあるのだ。
それは、匂いや音、眺めや色彩、風や空気、木々の揺れ、山の重なりが、ぼくの心の平らなところに語りかけてくるからだろう。
そんな旅のためのタープだ。

そのムササビウイングが、2012年に復刻された。
『WILD-1』のガレージブランドである『tent-mark(テンマク)』とぼく『TULSA TIME(タルサタイム)』とのコラボレーションで。

復刻版ムササビウイングは、3種類。
山旅バージョンは、ナイロンリップストップ40D(シリコン加工)のオリジナルに近いタイプ。
それに、火の粉に穴があきにくいT/C(テトロン/コットン)を素材に使った焚き火バージョン。こちらは、タープのすぐそばで小さな焚き火を楽しみたい、という思いから生まれたものだ。
そしてこの秋、ウルトラライトバージョンのポリエステル素材“Travelin’ light”が加わった。重量は、430g。バックパックの片隅にこれを押しこんで、気軽に出かけてほしい。

いずれのムササビウイングも、「大好きな女の子とこのタープの下にもぐり込み、ペンドルトンのヴァージンウール・ブランケットにふたりでくるまり、夜露に濡れゆく森を静かに眺める。すぐそばには、焚き火の小さな炎が揺らめいている」というのが、ぼくが考えた正しい使い方である。

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◆TULSA TIME + tent-Mark DESIGNS/ムササビウイング13ft.SilNY“山旅”version
・素材:ナイロンリップストップ40D(シリコン加工 耐水圧PU2000mm)
・サイズ(約):390×380/240(幅)cm
・重量(約):本体/600g、総重量/730g
・付属品:収納袋、張綱
※ポール、ペグは別売りになります。

◆TULSA TIME + tent-Mark DESIGNS/ムササビウイング13ft.TC“焚き火”version
・素材:ポリエステル×コットン混紡(表面撥水処理)
・サイズ(約):390×380/240(幅)cm
・重量(約):本体/1,700g、総重量/1,950g
・付属品:収納袋、張綱
※ポール、ペグは別売りになります。

◆TULSA TIME + tent-Mark DESIGNS/ムササビウイング13ft “Travelin’ light”
・本体重量:約430g 総重量:約530g
・素材:ポリエステルリップストップ(両面シリコンコーティング)
・サイズ(約):390×380/240(幅)cm
・収納サイズ:Φ9㎝×23㎝
・付属品:収納袋、張綱
※ポール、ペグは別売りになります。

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