カヌーと旅する「インディアンバスケット」

カヌーと旅する「インディアンバスケット」

ネイティブアメリカンが、カヌーに載せていたバスケットがある。 その伝統を引き継ごうと、多くのカヌーイストたちは、このバスケットをカヌーへ放り込み旅をした。

 インディアンバスケットという「籠」が好きだ。  ここでいうところのバスケットは、おしゃれな小物入れじゃなく、 […]

 インディアンバスケットという「籠」が好きだ。
 ここでいうところのバスケットは、おしゃれな小物入れじゃなく、ネイティブアメリカンたちがカヌーに載せて使っていたものだ。
 何世紀も前の、アメリカ大陸北東部での話だ(カナダとかアメリカとかの国境もない時代のこと)。
 オープンデッキカヌーで猟へ出かけるとき、獲物を入れる籠として使っていたのだ。

 柳の木で編まれたそのバスケットは、バックパックのように背負えるようストラップがついている。
 獲ったビーバーだけではなく、旅の日用品道具も入れていたに違いない。

オープンデッキカヌーにインディアンバスケットを放り込み、これから2泊3日の川下り旅へ。

オープンデッキカヌーにインディアンバスケットを放り込み、これから2泊3日の川下り旅へ。


カヌー旅だけじゃなく、冬の陽だまりでコーヒーを飲むときも。

カヌー旅だけじゃなく、冬の陽だまりでコーヒーを飲むときも。

 アメリカやカナダでは、その伝統的なスタイルにあこがれ、カヌーへバスケットを載せて旅へ出るカヌーイストは多い。
 そして、僕もまたそのひとりだ。
 僕の場合、さすがにビーバーを入れているわけではなく、旅道具を詰め込んでいる。

 昔日のネイティブアメリカンたちも、オープンデッキカヌーの中央にこのバスケットを積んで出かけたのだ。


昔日のネイティブアメリカンたちも、オープンデッキカヌーの中央にこのバスケットを積んで出かけたのだ。


ある日あるときある川で。川旅途中に買い出しへ。

ある日あるときある川で。川旅途中に買い出しへ。

 30年ほど前から、いくつかの伝統的なバスケットを手に入れた。
 が、残念ながらいま手元に残っているのは、3つ。
 もっともっと持っていたんだけど、人にあげたり、ぼろぼろになって朽ちてしまったり。
 そういえば、ヒノキで作ったこともあった。薄いヒノキの材をお風呂に浸し曲げやすくして、それらしく形作っていった。
 その自作のバスケットも、女の子にあげてしまった。
 近々、柳の木で作ってみようかな。

 フランス人に「ワイン」、ドイツ人には「ビール」(はたまた、イタリア男には「恋」と「カンツォーネ」)が絶対必要条件のように、僕にとっては「ムササビウイング」と「インディアンバスケット」はカヌー旅の必需品なのだ。

現在所有のインディアンバスケットは、この3つ。わが『BIG PINK』のなかで鎮座している。

現在所有のインディアンバスケットは、この3つ。わが『BIG PINK』のなかで鎮座している。