『ムササビの夜』でのムササビウイング

『ムササビの夜』でのムササビウイング

秋の恒例イベント『ムササビの夜』を今年も「ワイルドフィールズおじか」で開催できた。 またまた多くの人が集まってくれたのだ。 ムササビウイングを作ってよかったな、と思えるひととき。 みんな、ありがとう。

 古い話になってしまうけど、アラスカのキーナイ半島のトレイルをひとり歩いていたときのこと(もう、25年ほど前の […]

 古い話になってしまうけど、アラスカのキーナイ半島のトレイルをひとり歩いていたときのこと(もう、25年ほど前のことだ)。
 とあるキャンプ指定地に到着してテントを張り、テントからはなれた場所に小さな焚き火を熾し、簡単な食事を食べ、食後にインスタントコーヒーを淹れた(クマの心配があるので食事場所と寝る場所ははなれているほうがいい)。

 そろそろ寝ようかなとテントへ戻ったとき、ひとりのバックパッカーがやってきた。
「やあ!」と声をかけ、「どこから来たのか、どこへ行くのか」という当たり前の会話を交わす。と、そのおっさんは、小さなバックパックからなんの変哲もないオレンジ色のタープを取り出すと、灌木とウォーキングポールを利用してタープを低く張り、ひとり分の小さな寝床を作った。
 そして、さっさとそのタープの下に敷いた寝袋に潜りこもうとした。
 晩めしは途中ですませた、という。そのほうが時間を有効に使えるし、クマの心配も少なくてすむ。
 たしかに、そのとおりかもしれない。夏は白夜のアラスカだ。晩ご飯を食べた後も歩こうと思えば歩くことができる。なるほど、そんなバックパッキング旅もあるのだな、と大いに感心したのだった。
 朝早く起きたけど、そのおっさんはすでにいなかった。なんの跡形もなく。

簡素にして優雅。ゴーライトのモノポールテントで過ごす高野さん。

簡素にして優雅。ゴーライトのモノポールテントで過ごす高野さん。


焼印づくりが趣味だという、タカミーさん。こだわりのキャンプサイト。

焼印づくりが趣味だという、タカミーさん。こだわりのキャンプサイト。

「ライト&ファースト」という旅のスタイルがある、と知ったのはそのアラスカ旅から帰ってからだった。
「あっ。あのおっさんのスタイルだったのか!」と、思い当たったのだ。たしかにバックパックも小さかった。
 いまになって思えば、僕の中で「タープ」というものが決定的になった瞬間だったのかもしれない。

ウクレレをはじめ、ひとつひとつのアイテムにこだわりがいっぱいのnagi nagi さん。

ウクレレをはじめ、ひとつひとつのアイテムにこだわりがいっぱいのnagi nagi さん。


この子どもたちもムササビウイングを好きになってくれとうれしいな。バクさんのサイト。

この子どもたちもムササビウイングを好きになってくれとうれしいな。バクさんのサイト。

 カヌーイストのビル・メイスンがカヌーとタープと焚き火で旅を続けることを知り、そして、アラスカの長い長いトレイルをタープだけで歩く男がいる。
「タープ」という言葉を思い浮かべただけで、そのときの僕の目は、驚きと憧れで輝いていたんだと思う。

家族3人がシンプルに過ごす。たくまくん一家。

家族3人がシンプルに過ごす。たくまくん一家。


流木をポールに、ジャンボさん。

流木をポールに、ジャンボさん。


色づかいにこだわりを見せる505さん。

色づかいにこだわりを見せる505さん。

 この秋も、『ムササビの夜』が開催できた。これも、多くのムササビウイング愛好者のおかげだ。
 みんな、ありがとう。
 今年も、テントサイトにはいろんなムササビウイングが並んだのだ。
 全部を紹介できなくて申し訳ないけど、そのうちのいくつかをここに!

今回の『ムササビの夜』では、Garlandの早紀ちゃんが描いてくれた絵をシルクスクリーンにおこし、Tシャツプリントを試みた。で、ついでにムササビウイング・オールコットンにもプリント!

今回の『ムササビの夜』では、Garlandの早紀ちゃんが描いてくれた絵をシルクスクリーンにおこし、Tシャツプリントを試みた。で、ついでにムササビウイング・オールコットンにもプリント!